桑の実とルバーブのジャム

2-3日前に桑の実を採ったのでジャムを作った。針葉樹(桧?)の生えた土手で条件が悪く、煮詰めても甘みや酸味が薄いので、翌日畑のルバーブの茎を5-6本採ってきて、これを加えて酸味をつけ、砂糖を入れて更に煮詰めたら、ジャムらしくなった。高さ8cmくらいの小瓶5本のジャムが完成。ミルクにスプーン一杯加えて、デザート風にいただくのもなかなかいける。種の舌触りとかんだときのプチプチという感じが楽しい。

作り方のコツをお教えします。一番の問題は実についている茎をどうやって除くかということです。昔は一つ一つ手作業ではずしたことがありましたが、とてもやっていられませんでした。そこで考えたのは、絞ってしまうやり方です。布など目が細かいもので絞ると、種が含まれないジュースが絞れると思いますが、種が適当に絞り汁に混ざったほうが、ジャムとしてはざらざらした食感が面白いと思います。

私は、蒸し器の細かい穴の開いた部分に桑の実を入れて手で押して絞ります。その後、目の細かい網(うどんをすくうもの)に移してさらに手で握って絞ります。この方法だと種が適度にジュースに混ざります。

味の良い桑の実なら、砂糖だけでおいしくできると思います。今回は、ルバーブで酸味を付けました。ルバーブは酸味が強く、これだけでジャムが作れますが、他のもの(キーウィなど、なんでも)でジャムを作るときにルバーブを加えると酸味が効いて、上手く行きます。

桑は英語ではmulberry。昔(子供の頃)は、我が家でも養蚕をやっていて、畑にも桑の木がたくさんありましたが、今は畑も少なくなり(ほとんどなくなりよう)、桑の木は一本も見あたらなくなってしまいました。園芸店で見つけたら、一本購入して植え付けようと思います。

7月に入ると畑の山桃が実をたくさんつけますので、同じ方法で絞って、シロップとジャムを作ろうと思います。去年、山桃のシロップを作ったら、色鮮やかなワインカラーで、とてもおいしく、パンにもヨーグルトにも良く合いました。