椎茸、なめこの仕込み

昨年の11月に切った木を使って、椎茸、なめこの駒入れ(菌の植え付け)を行った。
地元のホームセンターでは椎茸の駒は売り切れ。しかたなくインターネットで購入。
日本農林種菌㈱より、以下を購入した。
しいたけすその360 棒駒種菌 500個入 2袋 3,049円
なめこ日農953  棒駒種菌 200個入 1袋 690円

駒を打ち込むとき、「こんこん」と懐かしい音がする。
合計椎茸が25本くらい、なめこは6本くらい。
横に積んで仮伏せ。散水してシートをかぶせた。
収穫が始まるのは再来年2015年の秋からだ。

一昨年に植え付けた椎茸は昨年の秋から収穫している。このところの陽気でまたいい形のが採れた。
ちょっと乾き気味。もう少し湿気が多い方がよいが、どうしたらよいかな。

茸の菌の植え付けは、桜の花が咲く頃までに終えるようにと本に書いてある。今年の春先は寒く、なかなかやる気にならなかったが、ここ2~3週間は、逆にとても暖かく、上野の桜は咲き始めた。そろそろ種まきのシーズンだ。

今年は踏み込み温床による苗作りにトライしようと思い、そのための堆肥を積み込んだ。3日位したら、畝を掘り下げて、ここに堆肥を入れて、土をかぶせ、ビニールトンネルを掛ける予定。

昨日は1週間ぶりに寺台の畑に行ったら、結球しなかった白菜や菜っ葉類の蕾が立ち、黄色い花ざかり。

薩摩芋植え付け

今年は苗を買わずに姉からもらった。堆肥にビニールを被せて、種芋をそこに埋めて芽を出させている。わさわさと芽が出ていた。薩摩芋の植え付けをしようと畑へいったらちょうど苗を切り取っておいてくれた。45本程度。ほとんどはベニアズマ。安納(あんのん)芋(これは沖縄の品種とのこと)が少し。
今年は、時期も5月の連休ではなく、5月の終わり(25日)にした。6月に入ってからでもよいようだ。早く植えると育ち過ぎて肥大してしまう。
それから、できるだけ手間を掛けず、自然農法的にやってみようと思い、畝は立てないことした。いままで良くやられているように30cmくらいの高さを畝を盛り上げてやっていたが、伸びた蔓の下にも平らな地面であっても芋ができていることが結構あるので、畝を盛り上げなくても大丈夫なのではないかと思っている。
植える線上を鍬で軽く土を起こし、植え付けた。実に手間がかからない。

このところ空豆を毎日のように収穫(裏のも良くできている)して、ビールのつまみにしている。
はたいした量がとれないが、4回ほど収穫(パック1個分ずつ)した。手間を掛けた割に少ない。次回は肥料とビニール掛けをする。
エンドウがまったくだめ。グリーンピースもあまり良くない。麦を横に植えたのが良くないか。今年は麦を止めてみよう。手は真竹が一番のようだ。
玉葱を数個を収穫。今年は穴明きビニールをしたためか、結構良くできている。ただ薹立ちし始めたので蕾を切り落とした。姉のは直まきはまあまあ、移植したのはだめ。今年は直まきをトライしようか。石川さんは春に移植すると言っていた。
人参は、去年日照りで発芽に苦労して蒔き遅れ(9月)たが、薹立ちせず、小さいが数はたくさんあり、重宝している。春からから、実が太ったものもあるようだ。
南瓜が行灯の中で葉が大きく成長し、外へ出たがっているように見えるほどだ。ビニールの穴を大きくした。
スイカも行灯の中で順調に成長している。ライ麦を刈り倒し、雑草の刈り取ったものと会わせて西瓜の敷き草にした。
大蒜は芽が出できたので、3回にわけて収穫した。芽の収穫は初めてだ。からみがあってけっこうおいしい。
トマトはまだ小さい。中玉トマトは去年もあまり良くなかった。今年はどうか?今年もだめなら、品種を変えよう。
じゃがいもの土寄せを昨日行った。スコップで草の表面を削って、ひっくり返すやり方が上手く行く。じゃがいもも畝立てをあまりしないやり方に変えたい。
里芋はまだ芽が出たばかりのが多い。麦の間に植えるのはあまり良くないかな。今年は、回りの麦を少しは刈って、多少は光が入るようにしたのだが。
葡萄が実をたくさん付けている。そろそろ摘果をしたほうが良いかも知れない。選定の枝を挿しておいたものから、新芽が出てきた。このままでは混んでいるので梅雨明け前に移植しよう。

椎茸を本伏せした。梅の木の下と、鶏小屋のあった場所の2箇所。

椎茸栽培に挑戦

昨年11月に裏庭のコナラの木を2本切り倒した。直径が30ー35cmの大木だ。畑が日陰になるし、これ以上大きくなると伐採が難しくなるし、また一本は隣の庭に倒れ込む危険が高まるので、思い切って切り倒した。
伐採はいつも緊張する。なんとか計算通りの方向へ倒すことができて、ほっとした。
さて、伐採した木の利用方法として、ちょうど良い太さの部分を椎茸栽培のほだ木に使うことを考えていた。

椎茸栽培は父も兄を昔やっていて手伝ったこともあるし、自分でも2度ほどやったことがある。

近くのホームセンターで椎茸菌の駒と植え穴を掘る専用のドリルの先を購入した。

きのこの種駒
種駒は500個入り。1400円位。専用のドリルを購入。これは900円くらい。


縦に15cm、横に5cm程度の間隔で穴を開けて種駒を打ち込んでいく。


金槌で簡単に打ち込める。駒が入りきると金槌が原木に当たり、コンコンと懐かし音がする。


500個の種駒で太めのほだ木12,3本が出来上がった。

椎茸栽培の手順をおさらいしておく(日本農林種菌株式会社の資料を参考にした)

  • 原木はなら、くぬぎが最良
  • 紅葉が5分から7分のときに伐採、葉を付けたまま20-30日間干す(葉干し、または葉枯らしという)。落葉したものは40-50日干す(枝干し)。
  • 切り口に細かいひびが入った頃90cmくらいに玉切りする。この後1-2週間井桁にくんで更に乾燥させる。
  • 植菌:ヨシノサクラが満開になるまでに済ませる。
  • 仮伏せ:蒔き積み、または井桁積みにして、コモ、ムシロ(あまり手に入らないので黒ビニール製の日よけで良いだろう)で覆う。直射日光に当たらず、風通しの良い所、雨水があたり、暗くない所で。
  • 本伏せ:梅雨前に本伏せする。よろい伏せ、ムカデ伏せなど。要は立てかけて、列になるようにする。
  • 発生:翌年の秋に少し。二夏経過した春から。強い風は避ける(乾燥を防ぐため)。秋口、春先から、ほだ木は動かさない。

失敗談:10年位前、ほだ木をたくさん作って、仮伏せして、乾燥防止にホースで水を掛けた時のこと。ホースの蛇口を止め忘れて、数日間水が出っぱなしになってしまった。この月の水道料の請求書を後で見てがっくり。いつもの月より3万円も高いのだ。水道局からは「水漏れしていませんか?」と言われる始末。その後椎茸は山ほど採れたが、高く付いてしまった。