父が焼いた大量の炭

実家の裏の木小屋を20年ほど前に取り壊したとき、父が焼いた大量の炭が小屋の中にあり、捨てるのはもったいないと、バタバタとかテーラーとか呼んでいた耕耘機にリヤカーを取り付けたもので数回に分けて我が家の裏庭に運び込んで山積みしてあった。囲炉裏や庭でのバーベキューなどで少しは使ったがほとんど減らずに残っていた。

炭の山
炭の山

私が子供の頃は、まだ煮炊きに薪や炭を使っていて、風呂も鍋釜も薪、炬燵や火鉢は炭というぐあい。灯りは裸電球があったがエネルギーはほとんど自給だった。それがだんだん石油や電気を使うようになって、炭が使われなくなり、たまってしまったのだと思う。勤勉な父はあまり使わくなった炭をせっせと焼いていたのかな。父は椎茸栽培もやっていたので、椎茸の原木をとり、残りをもったいないから炭にしたということかもしれない。典型的な里山の暮らしですね。
畑を拡張するのに裏庭の炭の山が邪魔になったので移動することにしたが、なかなか大変な作業(二日がかり)だった。袋のものはそのまま移動し、その他は別の場所に移し、ぼた山のようになった。
袋の炭(移動後)
袋の炭(移動後)

炭のぼた山(移動後)
炭のぼた山(移動後)

さてこの大量の炭をどのように利用しようか思案している。
崩れた炭はさらに細かく砕いて畑の土壌改良材にしようと思っているが、なかなか手が回りそうにない。(4月28日)