「温床」というと今は悪いことに関連して使うことが多いですね。「テロリストの温床になる」とかね。今日作ったのは野菜の苗を育てるための本来の温床です。いろいろな作り方があるけれど、今までやってみたことのない新しい方法にチャレンジしました。ベニヤ…
佐藤 弘幸さんの投稿 2016年3月25日
カテゴリー: 苗作り
11月中旬
苗作り(来年の参考に)
セルトレイ蒔きの実験:小さいので水やりを頻繁にする必要がある。ポットに上げるとき、抜き取りにくい。大豆やインゲンは豆が大きく、向かない。半分以上腐ってしまった。大豆やインゲンは直播きが良いようだ。細かい葉物の苗を沢山作るにはよいかもしれない。茄子やトマトなどの苗を温床で作る時にトレイは良いかもしれない。ウリバエが出る時期は寒冷紗が必要。(5/17)
★踏み込み温床:R1の位置に作る(日当たりが良いので、コールドフレームは日陰になってきた)。掘り下げない(大変だし、土が出るし、発酵材の追加がしにくい)。木枠(高さ30cmから50cm位?)の囲いを作る。杭で固定。ポットのトレイ6~8個分のスペース。この上にビニールトンネルを掛ける。トンネルを二つに分けるとよいのではないか。さつま芋の芽だし用にも使う。5月の連休の頃には、温床をつぶし場所を変えて、堆肥として積み直して、再発酵させる。
★育土:堆肥、土、ピートモス(酸度調整)の混合(が今年うまく行けば)これでいく。保湿性と通気性が重要。
ポットに入れる育土の量に注意する。固まると良くないようだ。
★プラグイントレイ:最初からポットに蒔くとスペースを食う。箱蒔きは鉢上げが面倒だし、苗が痛みやすい。プラグイントレイなら、スポット抜けて鉢上げまたは定植ができるのではないか。今やっているのでその結果を参考にする。
★播種時期:3/中(ピーマン、獅子唐、茄子)、3/末(スイカ、メロン、レタス類?)、4/初(胡瓜、ニガウリ、バジル)、4/中(インゲン?)ポケット発芽(1週間、発芽したらすぐ)
★水やり:水が切れると生育が悪いようだ。土が少ないとすぐ乾くので注意。2日1回、底面給水がよいかな。ピートモスを加えてやると、表面が固まらないようだ。酸度調整が気になるが未測定。
★
(5/9)
胡瓜の箱蒔きは、うまくいかない。根が伸びていない。葉が混んでしまうのか、乾燥しやすいのか。あるいは蒔くのが早かったので、寒さで育たなかったのか。ポット蒔きがよいだろう。
ポット用の用土にピートモスを混ぜてみよう。酸度は蛎殻石灰を試し、測定をしてみる。
枯れ葉の踏み込み温床は、姉がやっているような山積み方式がざっくばらんで良いかもしれない。トンネルの下は一度温度が下がるとやり直し(発酵材の追加など)ができないが、山積みなら切り返して糠を足してもよい。日当たりの良い場所を選ぶこと。薩摩芋は直接、堆肥の山に伏せ込む。
(5/4)
来年のために、苗作りの反省をもう一度まとめておく。
踏み込み温床は、温度管理が難しい。苗の量が少ないので他の楽な方法を試す。
ポケット発芽+地床+トンネル(茄子、ピーマン、唐辛子、トマトスイカ、メロン)3月15日に開始 (長期、水やりの手間が少ない)
あまり沢山作らず、半分は直播きにしてもよいかもしれない。
トンネルの長さを今年の倍の4mにする。
胡瓜は4月初めにポット蒔き+トンネルかコールドフレーム。
インゲンは4月末に直播き。
(以下、今年の状況を見ながら加筆していく)
ポットの土がどうも硬く固まりすぎている。水をやると加湿になっているような気がする。籾殻やその薫炭が効果的なようだが、手元にない。ピートモスはどうかな。酸度調整済みのものである必要がありそう。あるいは堆肥の分量を増やすとか、鹿沼土の細かいのをいれるとか。いずれにしろ、研究の余地大だ。
苗作り
踏み込み温床で苗作りを始めたのが3/24。最初の10日間くらいは温度が上がっていたが4月に入ってから下からの熱はもう上がってこないようだ。米糠の量が少なかったせいだろう。それでも日中は晴れれば40度を超す温度になるので、ビニールの裾を開けるようにしている。
今日は、苗を全部取り出して、水やりや草取り、一部はポットへ移植といったことをした。
箱蒔きのインゲンは、15cm位になって本葉2,3枚。これは植え付けた。間を60cm開けて植えた。胡瓜と混植する予定。少し植え傷みしたようで葉が萎れかかったのもあった。
スイカ、メロンはやっと数日前に芽が出て双葉が開いたところ。
茄子、甘唐辛子もまだ2cmくらい。
ピーマンが発芽していない。土を少しほってみると根が伸びていてもう少しで芽を出しそう。
トマトは5cmくらい。
胡瓜も双葉が出たばかり。
反省点としては、
(1)ポットや箱の育土をもっと詰めて固くすべきだった。
(2)水やりを遠慮し過ぎた。乾かないようにしなければ行けない。たらいやバケツの水にポットや箱ごとつけて下から給水した方がよい。じょうろはすぐ詰まるし、土の表面が固まるので。
(3)インゲンは箱蒔きは移植時に根が傷む。ポット蒔きだと場所を取る。直播きのほうが楽。3/24の播種は少し早すぎるかも。育苗なら4月初め、直播きなら5月にはいってから。
(4)3/24にいっぺんに蒔かず、種類毎に適当な時期を選んだ方がよい。(温床の温度をどれだけ長く保てるかが難しいが)
(5)温床の温度が1週間くらいで下がってしまった。米糠が少なかった。また温床の場所の日当たりが良くない。
(6)ポケット発芽や屋内で電気マットで発芽させる方法も良いのではないか。なにしろ茄子、ピーマン、シシトウ、スイカ、メロンなどは発芽に温度が必要で日数もかかる。ピーマンは2週間たってもまだ発芽しない。ポケット発芽(ポケットで温める)は、5日前4/3からやってみている(茄子、ピーマン、シシトウ、メロン)。
反省点の追加(4/12)
箱蒔きは止める。ポット上げで根が傷みやすい。半白キュウリは箱の中で移動しただけで痛んでしまった。
全てポットで良いのではないか。いずれポットに上げるとすればスペースは同じだけかかる。
本には育苗は30℃を超えないようにし、25~20℃くらいまで下げる。暑いと葉が大きくなり根が伸びないとある。
踏み込み温床は、4月に入ると日差しで温度上昇が激しい。40℃を超える。毎日開け閉めするのは大変。
昔、茄子をトンネルで地床育苗してうまくいったことがあった。水やりの手間がなくて良かった。
コールドフレームはハッサクの枝が1/3程かかってきて、日照がやや悪い。どちらも移動はできない。
売っている苗は大きいな。プロは2月から苗作りをしているのだろうな。トンネルで重油を炊いていることだろう。
姉は草の堆肥の山の上で苗作りをしている。薩摩芋もこの中に伏せている。ただ沢山は作れない。
ビニールハウスを造るという案もあるが、風が強い場所なので不安だ。(今日はここまで)
寺台の葱と人参の発芽確認。藁をはずす。
昨年の冬用の購入苗のキャベツは結局結球せず。先週から薹立ちした芽を収穫して食べている。11月頃に定植したキャベツは元気が出てきた。
裏の蕗は、きゃらぶきとのぶき(?)の2種類が混ざっていると姉に教えられた。きゃらぶきのほうが色が薄くい。これは小さいうちにとり煮付けすると良く(大きくなるとおいしくない)。のぶき?(実家の庭から移植したものだと思う)のほうがおいしいとのこと。姉が販売用に取りに来た。